横山裕一展
- 2010.06.21 Monday
- 23:44
- by BABA, Kosuke

川崎市市民ミュージアムで催されていた、横山 裕一 ネオ漫画の全記録:「私は時間を描いている」展の最終日に行ってきました。
川崎市市民ミュージアム初めて行きましたが、他にはない、すごく素敵な空間。
入場料を払って展示会場に入ると、ふぁ〜っとひらけた空間に、横山裕一さんの作品がぶわぁーっっと一望できて、そこはまさに横山裕一パラダイス。
トラフ設計の展示会場は、これもこの展覧会の見所の一つだったんですが、また面白くて、
ぐるっと陸上競技のトラックのように会場を囲む二つの展示台と、真ん中に二枚の大きくて白い板。そしてなぜか床は人工芝。笑
ぐるっと囲む展示台には横山裕一さんの漫画、『トラベル』、『ニュー土木』、『NIWA』の原画がページ順に並んでいて、来場者はぐるぐると歩き回りながら閲覧するという形式。
真ん中の白い壁は漫画の一コマ一コマがプロジェクターで大きく映し出されるスライドショーで、その独特な構図、描線をじっくり楽しめるというもの。これも面白くて、お父さんと一緒に来た小学生くらいの男の子がじーっと見入っていいるのが印象的でした。

そして、人工芝。
僕は個人的に人工芝が好きなので楽しかったんですが、でもなんで?
しかしこの人工芝、見た目はもちろんそうなんですが、上記したようにぐるぐると歩き回りながら見ることを想定した展示だったので、みなさんが歩く「ふぁさっ」「ふぁさっ」という音が、美術館独特の小奇麗で静かな、変な緊張感をうまく取り払ってくれるんです。その、美術館ながら、横山裕一さんらしい力の抜けた感じを上手く演出しているトラフの設計は素晴らしいなぁ。と感心しました。

さらに壁面には紙ではなく“板”に描いていた頃の横山さんの作品も。昔はこんな作風だったのか!という一面も伺えてさらにワクワクしました。

こちらは“野獣とわたしたち”というコーナーで、“顔”をテーマにしたシリーズ。
壁一面に貼り出された無数の顔は、最初は4枚ぐらい顔を描いてくれと言われた仕事で、勢い余って200枚も描いてしまって、その後、楽しくなって結局500枚も描いたのだそう。
その楽しさが伝わってくる作品だからか、このシリーズを使った「顔シール」なるものがあって、岩原はそれが大のお気に入り。

この日、最終日ということで、クローズ・ギャラリーツアーというものに運良く遭遇できたので、横山さんがキャンバスから板へ、そして紙へ移行していった経緯などを聞くことができてとても楽しかった。横山さんご本人も挨拶のような、今後の告知のような事をしてくれました。笑
その後、『作家の部屋』なるスペースがあり、横山さんご本人が常駐していたので、少し話をさせていただいたのですが、とても気さくな素敵な方でした。
この展覧会のPR用twitter(@neomanga)は今後、横山さんご自身が引き継いでつぶやいていくのだそう。それも楽しみ。要チェックです。
この展示は終わってしまったのですが、新富町にあるイベントスペース・アラタニウラノで横山裕一 「BBF」展が開催中らしいのでそっちも気になります。
なんか興奮しすぎたのか、写真がひどくてすいません。
久しぶりにカメラを持って出かけてのに、なんてこったい!


